事例
PLMconsoleを活用したユーザー事例

Case study

Use Case

ノーリツプレシジョン株式会社

機能のスリム化による業務効率改善を実現

AS-IS

  • PLMパッケージを自社用にカスタマイズし20年近く利用
  • 自社には必要としない機能の存在や分かりにくいメニュー構成による誤操作の増加

TO-BE

  • 自社都合でバージョンアップでき無駄な負荷とコスト低減
  • 必要な機能にしぼりシステム化でき迷うこと無く利用可能
  • SOLIDWORKS PDMとの連携

TO-BE システム構成

ユーザー様の声 : 島本浩司氏

実際に使用してみると画面がシンプルであるにも関わらず、操作に必要なボタンは一画面に集約されている等ユーザービリティの高さを実感できました。 シンプルな構造のため、動作がスムーズなところもユーザーにとっては嬉しいことです。 また、以前のシステムで不便に感じていた部分について、PLMconsoleに 必要最小限のカスタマイズを加えたことで、作業時間の短縮につなが り、導入費用の削減と作業の効率化を同時に実現しました。

部品表システム

EXCELで管理していた部品表に限界。一般的なパッケージ製品の検討をしたが、自社ルールが複雑で断念したことからPLMconsoleの導入

Before

  • 部品表システムはなくExcelや紙出力結果の管理
  • PDMシステムで3Dアセンブリまで管理
  • 生産準備にも利用できる部品表システムがない
  • 自社品番がない(客先品番やメーカ型式、自社品番が混在している)

After

  • 原価情報や重量情報、環境情報等を部品表に連携・取込み開発の初期段階から活用。
  • 仕向けや納入単位違いによるバリエーション管理
  • 受注設計・生産時の製番管理
  • 客先設変や暫定処置を含めた変更管理
  • 電子部品と機構構成を開発初期段階から一括して管理

POINT

当初、パッケージ製品の導入による機能改善や社内ルールの最適化を予定していたが、カスタマイズ範囲が大幅に増えてしまった。また、部品表システム導入に際し他部門からの情報連携要望もフェーズを重ねるごとに増え、既成パッケージの導入を断念。PLMconsoleで新たな部品表システムを再構築した結果、社内+グローバル拠点でも追加ライセンス負担がなく 情報共有が出来るようになった。ローカルルールは残しつつ、情報連携部分の強化に繋がった。

スペック管理

半導体・エレクトロニクスメーカ、素材・プロセス産業向けに製品スペックや製造スペックの管理として適用

Before

  • 顧客からの要求仕様管理が個人管理
  • 設計仕様に対応した製造スペックがフォルダー管理なので検索したりスペック マトリクスなどで表示することが困難
  • 顧客要求に対し見積情報が連携していない為、迅速な回答が出来ず商機を逃していた

  • 製品スペックの検討過程をフェーズ毎に管理できていない

  • 品質ドキュメントや指示書を作成するために、大きな工数を裂いていた。

After

  • 顧客からの要求仕様や設計仕様に対応した製造スペックを管理適用が可能
  • 製品スペックで類似製品を特定することで顧客要求に対し見積やクレームなど迅速な対応が可能

  • 製品スペックの検討過程をフェーズ毎、製造スペックとともに管理することでノウハウを蓄積可能

  • 製品&製造スペックデータから品質ドキュメントや指示書を作成可能

POINT

ライフサイクルの短い製品検討を行っていたため設計/開発部門が要仕様書などを個人管理しており、それら情報の共有が疎かになり 集中購買によるコストメリットや納期管理、トラブル管理など 様々な課題が部門を越えて発生していた。PLMconsoleではスペック管理による半自動BOM作成(NextBOM)の試験的な導入も効果を上げ それら情報を品質管理情報、指示書、コスト情報と連携することで開発期間を大幅に短縮することが出来た。

PLMシステムの刷新・部分刷新

既存のPLM・PDMシステムの刷新を既存システムを部分的に残しつつ必要な機能を集約・取捨選択して適用

Before

  • 15年ほど前にパッケージ型PDMシステムを導入
  • 機能のカスタマイズ、維持管理費の高騰が課題
  • 他のシステムとの連携が困難
  • レスポンスが悪く利用者から苦情が発生

After

  • 既存のPLM・PDMシステムの刷新を既存システムを部分的に残しつつ必要な機能を集約・取捨選択して適用
  • 段階的なリプレイスにより、トラブルは最小限に。
  • まずは品番管理と構成管理のみ刷新して周辺システムとの連携を付加価値として安価にローリスクに実現

  • 段階的に刷新対象を取捨選択しながらのインテグレーションが可能

  • 維持管理費が大幅に縮小
  • 他システムとの連携が容易になった

POINT

大規模なPLMパッケージ製品の導入を前提にPLMリプレース計画は進んでいたが、部分的な移行が困難なこと(他のシステムとの連携)とカスタマイズ+維持管理コストが非常に高額になる点で断念。PLMconsoleは部分的な機能移行や、他システムとの連携(主にCSVのやり取り)も 今までの仕組みを そのまま利用することが出来た。STEP2以降は、システム連携を「相互」とする部分も出てくるなど 設計情報管理側に原価情報や購買、生産管理の情報を適応することができるなど(Step1時点で計画なし)進捗を見ながらスケールを変えることが可能になった。

PLMconsoleの柔軟性

事例でも解るとおり、PLMconsoleは柔軟なシステム適応が可能です。既存システムとの連携や一部機能移管などパッケージ型製品では困難な場面でも力を発揮できる可能性は高いです。